July 19, 2010

夕暮れどき

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CANON 5D MARKⅡ/24-105mm4L

1日の仕事を終えたミツバチは巣箱の外で夕涼み。
こちらを警戒することもなく、みんなおとなしく並んでいます。お疲れさま。
  

March 3, 2010

ミツバチの春の始まり

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OLYMPUS E-3/SUMMILUX25mm1.4

あたたかい休みの午後、春本番みたいに巣箱前が賑やかで嬉しくなりました。
そばにしゃがみこみ、耳に気持ちいい羽音を聞きながら観察すれば、運び込む花粉団子は菜の花と梅の花。9対1の割合でした。梅の花が終わるので、菜の花の割合が増えてきたように思います。
初めての外勤なのか。巣箱の位置を覚えるために定位飛行をしている若いミツバチが目立ちます。
巣箱にカメラを入れて撮影してみれば、ミツバチの数がはっきりと増えていて。これからの1ヶ月でまだまだうんと増えて、巣箱から溢れんばかりになることは去年知ったことです。

底板にたまった粉末状の巣くず(越冬中に群の規模が小さくなるのに合わせて、ミツバチがかじり落とした不要な巣板)も掃除しました。細い棒を使って巣箱の入り口からかき出すのですが、たまにミツバチもかき出してしまいます。ゆっくりと角のない衝撃にはミツバチはおおらかで、巣くずにまみれながら、何が起こったのかわからないといった風に転がっています。

掃除が終わる頃、手の甲に感じた小ささは仕事帰りにひと休みするミツバチ。あわてて写真に撮ろうとしたら巣箱の中へと消えてしまいました。たくさんのミツバチが飛び交う空間に紛れ込む心地よさは久しぶり。ミツバチと暮らしていてよかったと思う瞬間です。

上の写真にはミツバチが1匹ですが、“続き...”をクリックすると、もう少したくさんいます。

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February 11, 2010

黒い象

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OLYMPUS E-3/SUMMILUX25mm1.4

実家の裏山に植えた蜜源植物の水やり。獣道を何度も上り下りするのが面倒に思えて、大きなじょうろを買い足すことにしました。
園芸用品のHPで見つけたじょうろは黒い象のようでした。この黒い象は10Lの水を飲み込んで、オレンジの鼻先から噴き出します。鼻先を下に回せばシャワー、上に回せばストレートという切り替えのできる優れもので、可動式の大きな持ち手も具合が良さそうです。

黒に小さなオレンジを効かせるのは、フィスカルス社のデザインの特徴です。
一昨年訪れたフィスカルス村のフィスカルス。会社や工場はずいぶん昔に村を出ているけれど、今も残る小さなショールームを目当てもなく冷やかしたのを覚えています。
その頃は自分で木を植えてミツバチの住む環境を整えることなんて考えてもなく、家庭用のはさみや使う当てのない斧なんかを見てばかりでしたから、そこにいたはずの黒い象の姿はまったく記憶にありません。格好いい剪定はさみや高枝切りばさみも並んでいたはずなのに...。

商品到着までの数日間、じょうろ1つでここまで楽しくなれるものかと自分でおかしいほどでした。
待ち焦がれた使い勝手の良さは予想どおりのものです。意外だったのは迫力の放水で、シャワーにしていてもあっという間に空っぽの気前良さ。しゃーと降る小雨とは違う、ざざあと惜しみない集中豪雨の様子は見ていて爽快です。
心配するのは夏の暑さでしょうか。日向に置き忘れたらふにゃふにゃかも知れません。
  

January 25, 2010

梅の木

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OLYMPUS E-3/SUMMILUX25mm1.4

巣箱のとなりで咲き始めた蝋梅からいい匂いがしています。蜂場から見下ろす梅畑はまだ冬の景色ですが、ミツバチの越冬が終わる頃には白い花が咲き始めているはずです。

春早い時期から咲く梅が蜂場の近くにあることはとてもありがたく、去年の春も梅独特のオリーブ色の花粉団子を付けたミツバチをよく見かけました。
いくつもある梅の木のどれにも西洋ミツバチは訪花しているのに、日本ミツバチはしっかりと梅の木を選び、しかも流蜜の多い時期に集中して訪花するのも去年観察して気付いたことです。日本ミツバチが訪れていた梅の木はたった2本。そのことを奥さんのお母さん(梅畑の管理をしています)に話したところ、それは畑の中でもよい梅の木だと言われて驚いたのでした。

ミツバチが受粉を手伝った梅は、梅干しと梅酒になってお腹の中におさまります。梅の蜜もミツバチの体内を経て、巣の中で蜂蜜に変わり、夏が終わる頃にはお裾分けしてもらえます。私はもらってばかりなのです。
  

January 12, 2010

不機嫌

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SIGMA DP2

新しい長靴を履いて海辺の蜂場。重箱式の巣箱を固定しているプラスチックバンドをきっちり締め直しました。冬の作業は手早く、そして静かに済ませなければなりません。越冬中のミツバチはずいぶんと気が荒くなっていて、巣箱のまわりをうろつくだけで威嚇してくることがあるからです。

うちのほとんどの群はおとなしいけれど、それでも巣箱に振動を与えたりすれば、勇敢な門番役がぶんと飛び出してきます。中でも海辺の蜂場に置いた群のひとつは特別気が短く、巣箱のそばで目立った動きを見せるだけで、いつもより派手な羽音を響かせながら私にまとわりつくのです。
こちらが慌てなければ刺されないと分かっていても、やはり気分のいいものではないし、怒らせてすみませんね...と思いながらそっとその場を離れます。

春夏秋のミツバチは私のことを気にもしない様子で、怒らせるのが難しいくらいなのに、冬の間(冷える日は特に)は“危機にある自群を狙う外敵だろう?”と疑っているようです。
春になるまでは女王蜂の産卵も止まり、ミツバチの数もみるみる激減。咲く花も少なく、たくわえた蜂蜜も減るばかり。そのうえ巣箱に閉じこもりっきりだから警戒心も高まるし、機嫌が悪くなって当然だとは思います。余計な刺激を与えて、無駄なエネルギーを消費させているこちらが悪いのです。

ミツバチは人に馴れることがありませんし、飼われていることを自覚することもありません。飼っていると思っているのはこちらだけです。けれど、それをつまらないとは思いません。養蜂をしていてよかったと感じたり、新しく発見するほとんどのことは、この絶対の距離があるからこそ。だから、これからも謙虚にご機嫌を伺いながら、時々怒られもしながら。
  

December 16, 2009

迫る寒波

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SIGMA DP2

迫る寒波を前に、ミツバチの防寒対策。
巣箱本体にぐるりと段ボールを巻き付けて、隙間ができた部分には小さくちぎったウレタンを押し込みます。四方に開かれていた出入口も1カ所に変更。正面以外はプラスチックの板で塞ぎました。

巣箱の中は冬でも35℃前後に保たれるそうです。冷たい空気が入り込んで中の温度が下がれば、ミツバチ自身が発熱して再び温度を上げなくてはならず、それは越冬中のミツバチにとってかなりの負担なはず。これで少しは楽になるだろうと思います。

迫る寒波に関係なく、身の回りの物をいくつか更新。
海辺の蜂場で履く長靴。
大きくて柔らかい枕。
ボタンの大きいランニングウォッチ。
きりっとした佇まいのコーヒーカップ。
  

November 23, 2009

勤労感謝

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OLYMPUS E-3/SUMMILUX25mm1.4

お昼の蜂場は意外な賑わい。時々吹く風は冷たいけれど、ミツバチの働きはとても活発でした。みんな急ぐように四方八方へと飛び立ちます。
飛び立つミツバチは身軽なので、ぴゅっと加速して消えてしまうけれど、帰ってくるミツバチは重い荷物のせいで小回りが利きません。巣箱のそばに座り込んで仕事ぶりを観察している私は、帰ってくる彼らにとって明らかな障害物です。今日も何度か背中にぶつかって、何匹かは髪の毛の中に迷い込みました。
髪に迷い込んだミツバチはそっとしておくのが一番。手を使って払い出そうとすれば、高い確率で刺されます。好きで迷い込んだわけではないので、放っておけばそのうち這い出してぶうんと離陸。

今年は蜂場に咲く山茶花が見事で、訪花するミツバチの姿が目立ちます。普段は派手な花をあまり好まない彼らも、この季節になるとあまり贅沢が言えないのだな、きっと。
   

November 8, 2009

ねずみとびわ

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OLYMPUS E-1/SUMMILUX25mm1.4

新しいiMacがやって来ました。仕事が早いのはもちろんのこと、より鮮やかなディスプレイ、小さく端正なキーボード、便利すぎるマウス。特に新登場のマウスは本当に便利で、これまでのマウスっていったい何だったのか、と思うほど。
長い間頑張ってくれたiMacG5はリビングから私の部屋へ。その部屋には昔使っていたG4cubeも眠っています。愛着のあるMacは処分しづらいですから。

暖かかった今日の午後、実家のびわの木にたくさんのミツバチが訪花していました。裏山に置いた巣箱から10メートルの距離ですから、うちのミツバチもきっといるはずです。
びわの花をじっくり見たことはこれまでなかったけれど、小さな白い花をたっぷり咲かせる姿に驚きました。花の少ないこの時季ですから、ミツバチにとっては重要な蜜源。最近よくミツバチを観察している母親が言うには、朝はもっとぐじゃぐじゃいる、のだそう。びわの木は午前中の流蜜が多いのでしょうね。

“続き...”をクリックすると、びわに訪花するミツバチがいます。

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October 23, 2009

ミツバチ近況

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海辺の蜂場にて OLYMPUS E-1/SUMMILUX25mm1.4

咲く花も減る晩秋には、ひっつき虫と呼ばれて嫌われるセンダングサ(上の写真)も貴重な蜜源で、注意しながらそっと近づけば、熱心に蜜を集めるミツバチの姿があります。
黄色い花が咲くセイタカアワタチソウも晩秋の代表的な蜜源なのですが、うちの蜂場の辺りではあまり見かけませんから、越冬用の貯蜜を考えた場合、ひっつき虫の存在はとてもありがたいものです。

普段は目に止めないような小さな花にもミツバチを見つけるようになりました。
どこからかたくさんの羽音が聞こえてくるので、おや、と見てみれば、地面から10センチほどの高さでたくさんのミツバチが働いていてびっくり。蜂場の足下一面に咲いている、背の低い小さな紫色の花。名前も分からない花です。気付かなければ危うく踏みそうになるところでした。

11月に入れば、巣箱にまとわりつくスズメバチの数も減っていきます。ミツバチもいよいよ越冬の準備を始めるのです。晴れた休日、流れ星みたいに飛び立つミツバチが眺められるのもあと少し。
  

September 28, 2009

川と海

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SIGMA DP2

土曜日は遠く深い谷へと出かけて岩魚釣り。
その川の水系も9月いっぱいで禁漁だから、この日がたぶん今期最終釣行。釣り初めから魚止めまでの高低差が300mほどの険しい谷で、帰り道も川通しとくれば足への負担も相当だけれど、それに見合った内容の釣りができました。
数が釣れないフライフィッシングで、こんなにつれていいんだろうかと思うほど。目を見張るようなサイズも出て、何も思い残すことのない最終釣行です。釣れた岩魚はすべてリリース。ひとまわり大きくなって、来年また釣れますように。

日曜日は海辺の蜂場に出かけてごそごそ。
そこにいる4つの群すべてが順調ですが、そのうち2つは特に勢いがあって営巣も活発。4段重ねた巣箱からミツバチが溢れそうなので、5段目を継ぎ足すことにしました。
作業中、持ち上げた巣箱は予想を超える重さで、これならこの秋に採蜜しても大丈夫なくらい。一年目の群はたっぷりの貯蜜を持たせて越冬させてやりたいので、実際に採蜜することはしないけれど嬉しくなります。
お昼を過ぎれば、若いミツバチの定位飛行が始まります。巣箱の位置を覚えるためにしばらくホバリングを続けたあと、旋回しながら高度を上げて、流れ星のようにしゅんと飛び去っていくのです。
そんな時、飛び交う蜜蜂の中に入れば、たくさんの羽音に包まれます。それはとても賑やかな光景なのだけど、気持ちはなぜか落ち着いて穏やかになるから不思議。
  

September 5, 2009

初めての採蜜

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SIGMA DP2

近所の蜂場に置いてある2年目の群から蜂蜜をもらいました。

5段重ねの巣箱は簡単に持ち上がらないほどの重さで、きっとたくさん貯蜜があるに違いないと思いつつも、実際に自分の目で見るまではやはり不安でした。長かった梅雨の影響で糖度が下がってはいないか...なんて心配もあるけれど、中身の濃い2年蜜だからきっと大丈夫。
お盆明けから続いた秋のような気候も見方になってくれたはずなのです。

ニホンミツバチの巣板は上から下へと伸びるように大きくなり、巣の下部では育児が行われ、中央部には花粉が貯められます。残る上部に蜂蜜は貯められるので、採蜜するには重箱式巣箱の上段を取り外せばいいのです。
作業には魚釣りで使う特殊な糸を使います。頼りないほど細いのに、呆れるほど丈夫な糸です。その糸を重なる巣箱の隙間に通し、中の巣板をゆっくりと引き切ります。それと、最初に天板を外して団扇でばたばたと風を送っておけば、取り外す巣箱の中にミツバチが取り残されません。突然開いた天井から風が入ってくると、ミツバチは巣の奥に逃げ込みますから。

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August 16, 2009

お盆過ぎて

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SIGMA DP2

お参りをして、賑やかな食事をして、庭先で花火を楽しんで。いつもどおりのお盆が過ぎました。
お盆を過ぎれば...と言うけれど、夕方の風にはもう秋の気配があります。長かった梅雨のせいで、あっという間に秋が来そうです。夏の夜に風の吹かない我が家でも、今夜、エアコンのスイッチは切られたまま。外から聞こえる虫の声もすでに秋の音。

久しぶりにミツバチに刺されました。お盆に実家裏山の蜂場に登り、巣箱に絡みついた雑草を刈っていると、左腕に小さく熱い痛み。刈って倒れた雑草が巣箱の外にいたミツバチを弾いたのでしょう。ゆっくり押し退けても怒らないけれど、ぱちっと弾くような衝撃には敏感ですから。
気がついたときには、小さな針だけが腕に残っていました。針の通らない長袖を着ていれば、そのミツバチは死なずにすんだのに。

これまでなら、腫れても蚊に刺されたのより小さいくらいで、翌日にはすっかり元どおりだったのですが、今回どういうわけか派手に腫れています。
腕がぱんぱんに膨れあがって、まるで赤ちゃんの腕みたいです。腕時計のベルトの穴がいつもより二つ外側。刺されたあとで走ったのがいけなかったか...。

体質が変わったとは思いたくないけれど、これからはもっと気をつける必要がありそうです。
   

July 26, 2009

同感

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SIGMA DP2

今度のku:nelに92歳の養蜂家の話。小さな特集。
セイヨウミツバチとニホンミツバチ、職業としての養蜂と趣味の養蜂。小さくない違いはあっても、養蜂、というか、ミツバチについて自分が思うことと重なるところが多く、久しぶりに手に取ってレジに向かいました。買って帰ったら、先にどこかで読んでいたらしい奥さんに、“やっぱり”と笑われたけれど、たぶんこれは何度も確認するように読み返すから、自分で持っておこうと思ったのです。

今では巣箱の数も減らし、家族と町の人のために蜂蜜を採っているそう。自宅玄関にそっと並べられた蜂蜜の瓶。これが商品らしく見えないのが印象的でした。どんな味だろう、食べてみたいと思いましたが通信販売はしておらず。おいしそうなカラス山椒の蜂蜜を手に入れるには、あの玄関を直接訪ねていくしかないのが残念。

記事にもありましたが、巣箱から切れ目なく飛び立つミツバチの羽音を聞き、その様子をゆっくり眺めているのは本当に心地よいものです。養蜂をしていてよかったと思う瞬間です。夏にそうやっていると、ミツバチに負けない数のヤブ蚊に襲われ、撤退を強いられることも多いのだけど。
  

July 16, 2009

夏のミツバチ

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SIGMA DP2

蒸し暑いこの頃。夕方になると、仕事を終えたミツバチが巣箱の外で涼んでいます。
群全体から見れば僅かな数のミツバチですが、近づいてもこちらを警戒する様子がないので、門番役ではありません。扇風活動もしていませんから、純粋に涼むためだけに出てきているようです。
いつも凛々しい佇まいのミツバチですが、涼む姿には「あー、暑かったぁ」と言わんばかりにぐったり腰を落とした雰囲気があって。人と同様、体にこたえる厳しい季節なのでしょう。仕事帰りに蜂場に立ち寄り、巣箱の横にしゃがみこんでじっと見れば、1日の仕事を終えた者同士。お互いの距離が縮まるような親近感があります。むこうはそんなこと全然思ってないだろうけど。

秋が始まる頃までには、2年目の群で初めての採蜜をする予定です。まだしばらく先の話ですが、とても楽しみで待ち遠しい。自分の暮らす場所で自分のミツバチが集めた蜂蜜だと思うと、大袈裟ではなく興奮してしまいます。
5段重ねの巣箱の中はたくさんのミツバチで溢れ、最上部にある貯蜜層の状態を知ることはできません。けれど、持ち上がらないほど重くなっている巣箱ですから、きっとたっぷりの蜂蜜があるはずだと期待しています。梅雨が明ければ、糖度もぐいと上がるのです。
これからまだ強くなる日差し。少しでも涼しくなればと思い、巣箱に古いすだれを掛けました。

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June 23, 2009

ミツバチ近況

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OLYMPUS E-3/SUMMILUX25mm1.4

もしやと身構えた孫分蜂は起きることなく、出番のなかった巣箱と三ツ矢サイダーのケース。
孫分蜂を捕獲したら、レモンの木陰に置いたこの巣箱に入居してもらうつもりでした。三ツ矢サイダーのケースは分蜂捕獲の作業用。手前に並べ、取り外した集合板を置く台にするのです。これは“ビール”じゃなくて“三ツ矢サイダー”なのがお気に入り。
なんとなく風景にとけ込むので、空き家の巣箱は次の春までたぶんこのまま。

養蜂2年目となった春は、元巣からの分蜂捕獲が3群、自然巣からの分蜂捕獲が2群という結果に。これは小躍りするほど嬉しい結果です。合わせて計6群の飼育となりました。
分蜂が落ち着いた後で元巣のミツバチが激減してしまい、もしや女王蜂の世代交代失敗か?交尾飛行でツバメに食べられたか?と心配したりもしましたが、若い働き蜂の初飛行をようやく見かけるようになって安心しています。だから、今のところどの群も順調。あっという間にミツバチが増え、巣もぐんぐん大きくなって、すでに重箱式の巣箱を継ぎ足した群もあります。
群ごとにミツバチの性格も少しずつ違うのですが、うちには気性の荒いミツバチはいないようで、それも飼い主としては嬉しいところです。

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May 8, 2009

増えました

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自宅近くの蜂場 OLYMPUS E-3/SUMMILUX25mm1.4

4月末、自宅近くの蜂場にいるミツバチが分蜂を始めました。
第1分蜂が4月28日、第2分蜂が5月4日、第3分蜂が5月8日。巣箱の中はまだまだ溢れそうなミツバチの数ですから、ひょっとすると第4分蜂もあるかも知れません。細々と越冬した群がよくぞここまで、と嬉しさいっぱいに驚いています。

第1分蜂が始まったとき、私は出張で不在。ですが、こんな事態に備えてイメージトレーニングを重ねた奥さんが活躍。集合板に出来た蜂球をうまく捕獲してくれました。
第2分蜂は私が見ている前で始まりました。頭上の空間が旋回飛行するミツバチで満たされる状況に感動しながら、ゆっくり時間をかけて集合板の蜂球を捕獲。
第3分蜂は偶然通りかかった奥さんの両親が発見。私も奥さんもいなかったので、そのまま二人で協力して(なんと!)無事に捕獲成功。いつでも分蜂を取り込めるよう、新しい巣箱のセッティングは済ませてあったけれど、ちょっとこれには驚くばかり。奥さんの両親はこれまでミツバチに関わったことがありませんが、先の2度の捕獲の様子をしっかり見ていて、その雰囲気を掴んでくれていたようです。

念願だった自然巣からの捕獲にも成功しました。職場の上司が管理する山間の空き家に誘引蘭と巣箱を置いていたところ、数日後にはミツバチが出入りするようになっていたのです。おそらく空き家の裏山にある自然巣から分蜂した群が入居したのでしょう。

これでミツバチは5群となりました。自宅近くの蜂場に2群、海辺の蜂場には3群です。規模の大小はもちろん、順調に巣作りが進む群もあれば、無王群の疑いがある群もあります。第1分蜂の捕獲群以外はリスクの高い交尾飛行をしなければならず、大切な女王蜂にトラブルが発生するかも知れません。それぞれの群がこれからどうなっていくのか、しっかり見守っていこうと思います。
   
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April 22, 2009

どうなることやら

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OLYMPUS E-3/14-54mm2.8-3.5

せっかくの雨上がりだというのにひどく風が強くて、我が家のミツバチは分蜂する気配さえなく。
ぶんぶんうるさい雄がまだ飛んでますから、そのうち分蜂するのは間違いないと思うのですが、いつまで待たせるつもりかと不安にはなります。
初めて飼った群からの分蜂なので、どうしても自分の手で取り込みたいと思っています。決着が付くまでの休日はずっと蜂場で見守ります。巣箱から離れた日当たりのいい場所に椅子を置き、iPhoneでネットラジオを聞きながらミツバチを眺めるのは気持ちのいい時間ですが、そろそろフライロッドも振りたいし、春の山にも登りたい...というのが正直な気持ち。

少しだけ嬉しい出来事もありました。先週末、海辺の蜂場に誘引蘭を置いたところ、数分後にはどこからか探索蜂が現れたのです。次に様子を見に行くのは日曜日。巣箱からびゅんと飛び立つミツバチがいますように。
  

April 16, 2009

いやはや

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OLYMPUS E-3/50-200mm2.8-3.5SWD

いつ分蜂してもおかしくない雰囲気のまま、未だ何も起きずにがっかりする毎日です。
蜂場監視役の奥さんによれば、お昼頃、巣箱の周りが賑やかになるのは毎日のことで、いよいよかと期待させておいて、何事もなく日が暮れるのもいつものこと。ミツバチを眺めるのは嫌いではないけれど、何も起きない地味な監視にはさすがに飽きてきたと言います。
雄蜂の巣蓋が落ちてから3週間以上。まだ分蜂しないなんて考えられなかったことですが、無理矢理どうにか出来るものでもなく、心配しながら気長に待つしかありません。気長に。

そして、この春の心配事がもうひとつ。ようやく咲いた誘引蘭にミツバチの姿が見えないのです。去年の今頃なら、新しい住み家を探す探索蜂が何匹も引き寄せられていたのに不思議。
近くのミツバチがいなくなったわけないし、ひょっとして他所の群も分蜂がまだなのか。ミツバチが分蜂のきっかけにしているこの季節の“何か”に何かが起きてしまっているのかも...。

写真のミツバチの中に、よく見るとずんぐりした黒いアブみたいのがいます。飛んでるのが2匹と巣箱に留まっているのが1匹。ミツバチの雄です。飛んでるときにも足をだらん。
彼らは新しい女王蜂と交尾するためだけに産まれます。針がないので刺しません。普段は仕事がないので、暇そうにその辺をぶらついています。ミツバチとは思えないほど羽音が大きいです。
春が過ぎ、交尾を終えると雄はみな死んでいきます。ミツバチの群は雌だけになります。
  

April 9, 2009

いよいよ

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OLYMPUS E-3/SUMMILUX25mm1.4

巣箱のまわりでぶんぶんうるさい雄蜂を見かけるようになりました。もういつ分蜂してもおかしくない状況だと思います。
ここ数日、昼間の蜂場を監視してくれている奥さんによると、お昼頃の蜂場はうわんうわん賑やかに飛び交うミツバチだらけで、いよいよ分蜂か!?と気を抜く暇もないとのことです。
分蜂群が球状に留まるための集合板や新しい巣箱は蜂場に設置済み。加えて、集合板の分蜂群を捕獲する方法を奥さんに伝えてあるとはいえ、遠く離れた職場にいる私はお昼頃になるとそわそわして落ち着きません。

苦労して育てた分蜂群誘引用の蘭もそろそろ咲き始めます。海辺の蜂場に置いた巣箱も気がかり。つきっきりで観察できる週末が待ち遠しい日々です。

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April 1, 2009

朝の蜂場

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OLYMPUS E-3/SUMMILUX25mm1.4

今朝の出勤途中、蜂場に立ち寄って観察。巣箱の内側から落ちる水滴で底板が濡れていました。耳を澄ませれば、中からたくさんの羽音が聞こえます。風を送っているようです。きっと昨日もたくさんの蜜を集めたのでしょう。
冷え込んだので、入り口にはまだミツバチの姿がありません。タイミングよくミツバチの出勤時間に居合わせると、一斉に飛び出て行く様子を見ることができます。そんな時はとても得した気分です。

巣箱の外に雄蜂の巣蓋をひとつ発見。分蜂に向けて雄蜂が産まれている証拠です。電話で養蜂の師匠に話すと、その様子なら今月中頃には分蜂しそうとのこと。うまく捕獲できるよう頑張らなくては。
巣箱のそばには水仙。

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March 16, 2009

春を迎え

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OLYMPUS E-1/SUMMILUX25mm1.4

近所の蜂場と新しい海辺の蜂場、この2カ所に冬の間に作っておいた7つの巣箱を設置しました。
巣箱は1ヶ月ほど雨ざらしにして生木のにおいを抜いたもので、天板の内側と出入り口周辺にはニホンミツバチの蜜蝋をたっぷり塗っています。蜜蝋は甘い香りでミツバチを引き寄せるのに加え、営巣跡に見せかけて偵察蜂を安心させる効果もあります。
海辺の蜂場で蜜蝋を塗っていると、数匹のミツバチがまとわりついてきて驚きました。きっと近くに巣があるのでしょう。分蜂して私の巣箱に入ってくれると嬉しいのですが。

虎の子の1群は無事に春を迎えました。毎週末、内見する度に数が増えています。もう群れのほとんどが春に生まれたミツバチのようで、越冬群独特の気性の荒さが消えたのは嬉しいこと。
足につけた花粉団子は菜の花の黄色。集める蜜の量もぐんと増え、蜜から蒸発した水分で巣箱内側がしっとり濡れています。ある日の夕方、そっと巣箱に近づいて耳を澄ませてみると、中からミツバチの羽音が聞こえてきました。威嚇音以外でこんなにはっきり聞こえることもあるのだな。集めた蜜を熟成させるため、羽で風を送って余分な水分を飛ばしているのです。
   
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February 23, 2009

春の備えを

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OLYMPUS E-3/14-54mm2.8-3.5

週末の二日間は春のミツバチの準備に追われました。“今年こそは自力で分蜂捕獲を”と気合だけは充分で、新しい蜂場に置くための新しい巣箱をたくさん作っています。

新しい蜂場は海辺の町にあります。実家の裏山の中腹。亡くなった祖父が畑にしていた場所です。
何年も使っていなかったため、すっかり山と一体化していましたが、なんとか手を入れて巣箱がおける状態になりました。小さな山(大きな丘)の南斜面にあって日当たりは良好。建物で言えば、ちょうど5階建ての高さでしょうか。海までは数百メートルあるけれど、そこからは水平線と浮かぶ島が見えます。
ここに置いた巣箱にミツバチが入ってくれたら、なんと嬉しいことか。いま巣箱を置いてある近所の蜂場に2群、新しい海辺の蜂場に3群、合わせて5群のミツバチを飼うこと。これが今年の目標です。分蜂の始まる桜の頃を待ち遠しく思います。

3月に入れば渓流も解禁です。苦手な春フライも巻いておかなければいけません。そわそわと気が焦るばかりで、もっと早く取りかかっておけば良かったのに、と思うのは毎年のこと。春が過ぎれば忘れるから、きっとこれからも繰り返し。
  

February 11, 2009

水曜日のミツバチ

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OLYMPUS E-3/14-54mm2.8-3.5

暖かくて穏やかな水曜日。ミツバチの様子を見に行きました。内見したところ、数は少し減っているように見えましたが、特に心配するほどでもありません。したくない給餌もしなくてすみそう。

陽の当たる巣箱前は飛び交うミツバチで混雑しています。定位飛行(初めて蜜集めに出る準備として、巣箱の方を向いてホバリングし、巣の位置関係を頭に入れる)をする若いミツバチが多くいたこと、大きな花粉を足につけて帰ってくる姿も確認できたことなどから、女王蜂の産卵再開は確実です。
春に向けた世代交代。越冬したミツバチはもうすぐ寿命を迎えます。
  

お腹の空く火曜日

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OLYMPUS E-3/14-54mm2.8-3.5

暖かい風の吹いた火曜日。ミツバチの様子を心配しながら仕事。
蜜や花粉は持ち帰っているだろうか、川近くの梅が咲き始めたことに気づいたか、昨日の冷え込みの影響はどうか...。自分の仕事を早く切り上げて、巣箱を見に行きたかったけれど、そういうわけにもいきません。

夕方になって激しい空腹に襲われます。いま一番食べたいものは何か?自分に尋ねた答えは焼き鳥でした。
炭火から立つ香ばしい煙の中、かわとなんこつを塩で。そんなとき、ふと勝手に想像してみたモスの新製品が“ライスバーガースパイシーなんこつ”。食感が売りです。
なんこつだけだとちょっと気まずいから、つくねを使ってつなごうか。すると、スパイシーにするべきはなんこつか、つくねか。あ、待てよ。つくねを使いすぎると、既に製品化されている“ライスバーガーつくね”になってしまう。“ライスバーガー照り焼きなんこつ”も保険的に押さえておくべきかも。

職場にモスファンがいないので、帰宅してから奥さんに解説。鼻で笑われておしまい。
  

January 21, 2009

冬のミツバチは

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OLYMPUS E-3/50-200mm2.8-3.5SWD

巣の奥にこもり、皆が身を寄せ合いながら、貯めた蜜を少しずつ食べて春を待ちます。暖かい日中は外に出てくることもありますが、花も咲かない時期ですから、どこかで(たぶん)糞をして手ぶらで帰ってくる感じ。低い温度は堪えるだろうし、たまに動かす体も重いだろうから、飛ぶ姿も随分とぎこちないものです。ふらふらがたがた飛んでいて、起きてすぐに朝ランしている自分の姿と重なります。

暖かかった先週末。巣箱の内見に向かうと、思いの外たくさんのミツバチが飛んでいて驚きました。巣箱のそばにしゃがみこみ、出入りの様子を観察してみます。すると、帰ってくるミツバチの足に立派な花粉団子があることに気づきました。花粉団子を見るのは久しぶりです。きっと蜜も採れたでしょう。ミツバチも嬉しいのか、飛び交う姿もシュンシュンと軽やかで、その仕事ぶりに見とれてしまいます。
持ち帰ってくる花粉には二種類あって、淡い黄色と鮮やかな橙色。咲き始めたのは蝋梅と水仙だろうかと、花に疎いながらも勝手な想像をして楽しみました。

落ち着いたところで、巣箱の中にコンパクトカメラを入れて内見撮影。中の様子を見る限り、冬に始まったミツバチの減少は止まったようです。残りの貯蜜量まではわかりませんが、花も咲き始めたことだし、私の手で給餌しなくても冬が越せそう。もう少しすれば、産卵も再開するかも知れません。春に向けて明るい材料が揃い始めました。

“続き...”をクリックすると、巣箱の中の写真が出ます。虫の大群が大丈夫な方はどうぞ。

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October 14, 2008

そばとびわ

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Hunajaはフナヤ、フィンランド語で蜂蜜 OLYMPUS E-3/14-54mm2.8-3.5

巣箱のまわりをうろつくスズメバチも減ってきました。ミツバチは冬支度として貯蜜を増やしたいのか、これまでにない働きぶりで巣箱入り口は大賑わいです。
しゅんしゅん飛び交う様子にへええと感心しながら、近寄って巣箱のわきにしゃがみこむと出入りの邪魔になるようで、私のまわりはミツバチだらけになってしまいます。人通りの多い通路の真ん中に大きな荷物が置かれている邪魔さ加減、と言えばいいのでしょうか。
ミツバチは困ってはいるけれど怒ってはいないから、このくらいのことで刺したりはしません。とことこと巣箱から歩み出てブンと飛び立つ小さな姿に、邪魔してすまないなあ...と頭を下げるような気持ちで観察を続けます。どこまで行くつもりか、飛び去る方向を何度か目で追ってみても、巣箱を離れた瞬間一気に加速してしまうので見失ってばかりです。

ここにきて困ったことも起きました。近くの畑にそばが植えられていることを知ったのです。植え付けが遅かったのか、白い花が咲くまではもう少し。私はくせがある種類の蜂蜜でも大抵は平気なのですが、唯一食べられないのがそばの蜜で、あの薬のような風味が苦手だったりします。
蜜源植物の減るこれからの時期、近くにたくさんの花が咲けばミツバチは喜ぶだろうけど、飼い主はあまり喜べません。巣箱を移動させることも真剣に考えましたが、大きくなった巣をこの時期に動かすのはリスクも大きいし、今以上に条件のいい場所も思いつきません。ミツバチが無事に越冬するための貯蜜を思えば、それがそばであっても豊富にあるのは嬉しいこと。蜂蜜だけが目的で飼っているわけではいだろう、来年採れる蜂蜜がそば100%になるわけでもないだろう、と自分に言い聞かせます。
近所に多いびわの木に花が咲くのもこれから。びわの花の蜜はとてもよいので、そばの蜜と相殺されればいいのに、などとあり得ない期待もしてみたり。

写真はヘルシンキで買った蜂蜜です。以前雑誌で見かけてからずっと気になっていたもので、店頭で見つけたときは小声を上げて喜びました。中身の見えない容器は多少不便かも知れませんが、パッケージがなんとも素敵で封を切るのが惜しく、食べずに眺める日が続いています。
   

September 8, 2008

五段重ね

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OLYMPUS E-3/50-200mm2.8-3.5

入り口の扉を開けて中を覗くと、巣がずいぶん下まで伸びていてました。巣箱の中にはハニカム構造の巣が何枚も並んでいて、中でも大きな左側の巣は、底板から数センチのところまで迫っています。
どうしようか、少し悩んで重箱を一段追加することにしました。春、うちにやってきたとき三段だった重箱式巣箱も五段に。今も蜜蜂たちの仕事ぶりは目を見張るほどですから、中の巣はまだ大きくなるでしょう。うちの辺りは蜜源に恵まれているようです。

養蜂の先生が言うには、この様子なら今月にも採蜜することが可能なのだそうです。だけど、この春に分蜂した若い群れですし、たっぷりの蜜とともに冬を越させてやりたいので、初めての採蜜は来春の楽しみにしようと思っています。
それに、春になると、巣箱のまわりにはローズマリーの青い花が咲きます。ローズマリーの蜂蜜特有の、すうっとした爽やかな後味。あの雰囲気が少しでも加わればいいのにと、勝手な期待もしているのでした。
   

August 4, 2008

暑いだろうけど

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OLYMPUS E-3/50-200mm2.8-3.5SWD

特別暑い夏。風通しのいい日陰に置いてあっても、巣箱の中はかなりの温度になっている様子で、外に出て涼むミツバチが目立ちます。仕事をさぼり何もせずに涼むのもいれば、入り口付近で一列に並び、一生懸命に羽を動かして新鮮な空気を中に送る換気係もいて。ひとと同じ。ミツバチにもいろんなタイプがいるものです。

秋口から始まるオオスズメバチの襲撃に備えようと、一番大きく開いた正面入り口に穴の空いた金属板を貼り付けました。四方全ての入り口を高さ6ミリ程度に落とし、オオスズメバチの進入を防ぐのです。通気性は悪くなりますが仕方ありません。虎の子の一群ですから、しっかり守ってやらねば。
  

July 7, 2008

どうにもならないこと

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OLYMPUS E-3/50-200mm2.8-3.5SWD

飼っている蜜蜂の群に大きな出来事がありました。異変に気付いたのはちょうど1ヶ月前。そのことをアップしようと入力だけはしたものの、下書き保存のままだったのが次の文章です。


『週に何度かは巣箱の内検を行い、中にいる蜜蜂の様子を撮影しています。飼っている2群のうち、あとから譲り受けた群は巣作りも順調で、数日前に重箱式巣箱を一段継ぎ足しました。この群は朝早くから日没まで巣箱への出入りが盛ん。蜜蜂の数も湧き出るようにぐんぐん増えています。一方、気になるのは雨の夜に大きな街から来た群です。蜜蜂の数は増えず、見方によっては減っているようにさえ思えますし、巣作りもかなりのスローペース。よい状況でないことは明らかです。

ふつう分蜂してきた群の若い女王蜂は、引き連れてきた雄蜂達と交尾飛行に出ます。交尾飛行から無事帰還した女王蜂は、新たな働き蜂の産卵を始めるのですが、交尾飛行の途中で鳥に襲われたりすることもあります。もしもそんな事故によって女王蜂がいなくなれば、残された働き蜂が産卵を開始しますが、働き蜂の卵から生まれるのは雄蜂のみ。雄蜂は全く仕事をしないので、残る働き蜂が寿命を迎えれば、その群は消滅することになります。
しかし、女王蜂が交尾飛行を無事に終えた後、巣箱の中で何らかの事故に遭ったのなら、僅かでも産卵している可能性があります。その場合には、本来なら働き蜂になるはずだった蜂児にロイヤルゼリーが与えられ、急遽、新女王として誕生させてしまうらしいのですが、その確率はかなり低いとのこと。

悲しいことに、うちの群でも新しい雄蜂を確認しています。状況からすると、働き蜂の産卵によるものでしょうから、これで無王群になっているのは確実です。思い入れのある群なので、どうにか助かってほしいと思いますが、遠からず消滅することを覚悟しておくべきかも知れません』


その後も、雨の夜に大きな街から来た蜜蜂は減り続け、先の日曜日には姿が見えなくなりました。この時期の働き蜂の寿命は2カ月弱、分蜂捕獲が5月6日ですから計算が合います。念のため、巣箱に残された小さな巣を切り取ってみましたが、蜂児も蜜も確認できませんでした。前の飼い主の方につらい報告をしなくては。

写真は残る群の蜜蜂です。蜂場に咲いたフェンネルの花で。
  

June 2, 2008

やさしいひとの現場

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OLYMPUS E-3/50-200mm2.8-3.5SWD

またミツバチの話です。

春、分蜂群の捕獲に行き詰まっていた頃、ミツバチの掲示板に“何かコツがあれば教えてくれませんか”と書き込んだことがありました。そのとき、“巣箱にニホンミツバチの蜜蝋を塗っていますか?”と教えてくれた方がいて、“西洋ミツバチの蜜蝋なら塗っているけれど、ニホンミツバチのものは手に入らなかったので...”と伝えたところ、貴重なニホンミツバチの蜜蝋(の大きなブロック)をわざわざ送ってくださったのでした。
頂いた蜜蝋の効果は絶大で、塗った直後から巣箱を訪れる探索蜂の数が急増したのには驚くばかり。しかし、私は自力での分蜂群捕獲に失敗することとなり、その方の親切に応えることが出来ないまま。これまた別の方から捕獲直後のニホンミツバチを譲り受けたのです。

先週末は車を2時間走らせて、蜜蝋を送ってくださった方を訪ねました。その方は趣味でニホンミツバチを飼われているそうで、この春は50以上の分蜂群を捕獲したと聞きびっくり。自宅周辺に点在するいくつもの蜂場を巡りながら、採蜜作業や重箱式巣箱の差し替えなど貴重な体験をさせてもらったのですが、蜂群が多いとそれぞれの個性も豊かなため、対応も一筋縄ではいかないことなども知り、やはり現場から学べることは中身が濃いなあと実感。実際に蜂を飼い始めてから生じた(極めて初歩的な)疑問の数々も全て解消することができ、大きく一歩前進したような気がします。

そして、帰路の車中には巣箱がひとつ。
“今日はこの巣箱を持って帰ってください”との言葉に甘えてしまいました。私のために働き者で気のいい蜂達を選んでくれていたそうです。やさしいひとに助けられながら、私の養蜂が初めての夏に向かいます。

写真は私の蜂場。奥に見えるのが新しく頂いた巣箱です。
   

May 28, 2008

気がいいからとて

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OLYMPUS E-3/50-200mm2.8-3.5SWD

このところミツバチの機嫌が悪く、巣箱のそばにしゃがみ込むだけで「しゃあー、しゃあー」と威嚇音が聞こえて来るものだから、巣屑の掃除や内検撮影を控えるようにしています。傷んだ巣箱の補修がうまくいかなかったりして、ミツバチに余計なストレスを与えてしまったのかも知れません。

今の巣箱は前の飼い主さんが5年ほど前に作ったもので、かなり傷みが激しいのです。中でも、巣箱上部にある開閉式の観察窓は、板材が乾燥して大きく反り返っており、蜂が自由に出入りできるほどの隙間が生まれています。で、このままでは夏場のスズメバチ襲来にも不用心かと思い、新しい板材に取り替えようとしたのですが、既に中の巣の一部が付着していたため、補修を断念するしかありませんでした。
その作業はかなり大がかりだったにもかかわらず、中にいるミツバチは騒がず怒らず、普段どおり静かなままで。呑気な私は“うちの連中は気がいいなあ”などと感心していたのだけど、彼らも平気だったわけではなく、それなりのストレスを感じていたのでしょう。ストロボ使って頻繁に内検撮影もしていたし、今から思えば反省することばかり。

結局、観察窓の隙間は丈夫なガムテープで塞ぎました。まるで覆面巣箱です。かっこ悪いけれど仕方ない。
   

May 18, 2008

金曜の夜に車に揺られ 2

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OLYMPUS E-3/50-200mm2.8-3.5SWD

分蜂群の捕獲に失敗し、来年春までの浪人生活に落ち込んでいたある日のこと。ニホンミツバチの掲示板にある書き込みを見つけました。そこには“先日捕獲したミツバチの巣箱を撤去しなければならなくなったので、すぐに直接取りに来られる方に譲りたい...”と書かれていました。
相手方の住所はうちから車で3時間、ある大都市の住宅街。取りに行けない距離ではない、けれど初めて飼うミツバチは自分で捕獲したミツバチがいい、、、悩んでしまいました。書き込みを見つけたのは夕方。それからずっと悩み続けて、答えを出した時はすでに深夜でした。“譲り受けたい”と書き込んだのです。

翌朝、返事が届きました。ミツバチが巣箱に帰った今夜7時以降に取りに来て欲しいとのこと。仕事を早めに切り上げて、巣箱の入り口を塞ぐガムテープと車内固定用のビニールひもを準備して出発です。
目的地に到着したのは午後8時、ミツバチがいるなんて思えないような閑静な住宅街でした。ミツバチの飼い主はとても感じのいい若い男性で、今年の春、近所の公園で見つけた自然巣のそばに自作の巣箱を設置したところ、念願だった分蜂群の捕獲に成功したとのこと。ミツバチを飼いたいと思い始めて5年目になるそうですから、その嬉しさは大変なものだったでしょう。
しかし、巣箱を自宅に持ち帰った翌日には近所の方から苦情があり、即撤去せざるをえない状況に(ニホンミツバチがおとなしい性格であることを説明したものの、理解してもらえなかったとのこと)...。手放すつらさも大変なものであろうことは想像がつきます。自分が譲り受けるのは思い入れのある大切なミツバチなのだなと思いました。その方としばらくミツバチの話をした後、車の荷室に慎重に積み込んで3時間の帰路。別れ際、群の成長ぶりを定期的に報告することを約束しました。

あれから1週間と少し経ち、ミツバチも新しい環境に落ち着いた様子です。日の出から日没まで働き蜂が頻繁に往き来しています。巣箱の中を撮影してみたところ、巣が出来始めているのが見えました。もうすぐ巣箱横のレモンの花が咲きます。
   

May 10, 2008

金曜の夜に車に揺られ

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OLYMPUS E-3/25mm2.8

蜂が飼いたいなんて人に話すと、決まって返ってくるのは「え、なんで?蜂蜜買う方が早いやん」の言葉。
たしかに私は蜂蜜が好きで、台所には常に数種類の蜂蜜が並んでいます。平均以上に蜂蜜が好きなのは間違いありませんし、“自分の蜂達が集めてきた蜜は格別の美味しさだろうなあ、フフ”とも思います。けれど一番の理由は、蜂の生態に興味があったこと。生態という言葉の響きは理科的すぎるので、蜂の暮らしや生き方といった方が近いのかも知れません。自分の暮らしの中に蜂の暮らしを置いてみて、同じ時間を過ごしながらゆっくり観察してみたかったのです。

この春、手作りの巣箱をいくつか設置して分蜂群の捕獲に挑戦したものの、入居に至らないまま分蜂の時期も過ぎ、、、と先のエントリーに書きました。蜂の気配がなくなって10日あまり、来年春までの長い時間に落ち込み気味で、しばらく蜂のことは忘れるようにしようか、、、なんて思っていたのだけど。

小雨降る金曜深夜に蜂達は来てくれました。それも、遠い街から私の運転する車に乗って。
  

May 5, 2008

あれやこれや

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OLYMPUS E-3/11-22mm2.8-3.5

膝痛で走らなかった4月のフルマラソン。落ちるかな?と心配していたモチベーションも維持し、走ることは続けています。痛みの出ない距離を楽しく走ること。スペアのない自分の膝を大切にしながら、いつかフルマラソンに挑戦できればと思うのです。

蜂達は気まぐれです。毎日のように数十匹が集まって、蘭のまわりで団子になったり、すでに住み着いているかのように巣箱に出入りしていたのに。気が付けばもう5月。今、巣箱のまわりに蜂の姿はありません。春は過ぎ去った様子で、ほぼ一浪決定でしょうか。日々の観察や蜜の収穫は遙か先に...。

我が家の記録係であるGR DIGITAL 2を修理に出しました。レンズのぐらつき(がたがた動いてピントにも影響あり)と、マクロ撮影時に画面下3分の1が解像していない(驚くほどのぼけ具合)ことの2点。しっかり直ればいいのだけれど、いろんな書き込み見ていると微妙そう。ちょっと心配です。

買ってしまうだろうと思っていたレンズを買いました。ZD25mm F2.8。パンケーキと呼ばれる薄く小さなレンズです。大きなE-3でも、このレンズならバッグに収まります。大活躍しそうな予感。
  

April 17, 2008

来蜂者のこと

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これは西洋蜜蜂です。RICOH GR DIGITAL 2

日本蜜蜂だけを強力に引き寄せるキンリョウヘンという蘭を手に入れたのは3月のことで、先週末に開花したその蘭を巣箱のそばに置いたところ、数日前から蜂が集まるようになって驚いています。

最初は数匹、少しすると5〜6匹、また少しして10匹と増える蜂。蘭に集まるだけでなく巣箱にも盛んに出入りするのです。まるで不動産物件を調査するような雰囲気。“これが分蜂群からの偵察蜂なのかー”と小さな感動を覚えながら、このままいけば女王蜂を含む本隊がやって来るかもと期待して、離れた木陰から様子を見守っていましたが、夕暮れの訪れとともに蜂の姿は消えてしまうのでした。

次の日も、また次の日も、偵察蜂はやって来るものの本隊は現れず。このまま分蜂群の捕獲に失敗してしまうのだろうかと不安な毎日です。天気予報によれば、ここ2日間続いた雨も明日には上がるみたいなので、週末は巣箱(から少し離れた木陰)につきっきりで、はらはらそわそわ過ごしてみようと思います。
  

<ちょっと解説みつばち>
春になると新しい女王蜂が生まれることがあります。
1つの巣に2匹の女王蜂は住めないので、新しい女王蜂は働き蜂を引き連れて出て行くのです。
これが分蜂、人間でいう分家。分蜂した蜂たちには新しい住まいとなる巣が必要になります。
そこで巣箱を準備。南東向きの高台が好立地。夏の暑さを遮る木陰、北風を防ぐ斜面なども重要なのだとか。
少しでも蜂の興味を惹くようにキンリョウヘンを置いたり、巣箱に蜜蝋を塗ったりもします。
うまくいけば、私の巣箱に入居してくれるかも、、、
  

February 23, 2008

風の土曜日

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OLYMPUS E-3/14-54mm2.8-3.5

朝10時から夕方5時まで、びっちりとミツバチの巣箱作り。
チェーンソーを細かく操作しながら、くり抜いた丸太の内側を仕上げていきます。強い風に舞上げられた木くずとチェーンオイルを全身に浴びての作業。途中、何度給油したんだろう。後半は疲れてしまい、両手が小刻みに震えたりしたけれど、どうにか2つ完成させることが出来ました。

写真にある縦長のカップみたいのは、アウトドア用のコーヒープレス。直接火にかけられて、ケトル代わりにもなる優れものです。作業を覗きに来た知人にも一杯。