そばとびわ

Hunajaはフナヤ、フィンランド語で蜂蜜 OLYMPUS E-3/14-54mm2.8-3.5
巣箱のまわりをうろつくスズメバチも減ってきました。ミツバチは冬支度として貯蜜を増やしたいのか、これまでにない働きぶりで巣箱入り口は大賑わいです。
しゅんしゅん飛び交う様子にへええと感心しながら、近寄って巣箱のわきにしゃがみこむと出入りの邪魔になるようで、私のまわりはミツバチだらけになってしまいます。人通りの多い通路の真ん中に大きな荷物が置かれている邪魔さ加減、と言えばいいのでしょうか。
ミツバチは困ってはいるけれど怒ってはいないから、このくらいのことで刺したりはしません。とことこと巣箱から歩み出てブンと飛び立つ小さな姿に、邪魔してすまないなあ...と頭を下げるような気持ちで観察を続けます。どこまで行くつもりか、飛び去る方向を何度か目で追ってみても、巣箱を離れた瞬間一気に加速してしまうので見失ってばかりです。
ここにきて困ったことも起きました。近くの畑にそばが植えられていることを知ったのです。植え付けが遅かったのか、白い花が咲くまではもう少し。私はくせがある種類の蜂蜜でも大抵は平気なのですが、唯一食べられないのがそばの蜜で、あの薬のような風味が苦手だったりします。
蜜源植物の減るこれからの時期、近くにたくさんの花が咲けばミツバチは喜ぶだろうけど、飼い主はあまり喜べません。巣箱を移動させることも真剣に考えましたが、大きくなった巣をこの時期に動かすのはリスクも大きいし、今以上に条件のいい場所も思いつきません。ミツバチが無事に越冬するための貯蜜を思えば、それがそばであっても豊富にあるのは嬉しいこと。蜂蜜だけが目的で飼っているわけではいだろう、来年採れる蜂蜜がそば100%になるわけでもないだろう、と自分に言い聞かせます。
近所に多いびわの木に花が咲くのもこれから。びわの花の蜜はとてもよいので、そばの蜜と相殺されればいいのに、などとあり得ない期待もしてみたり。
写真はヘルシンキで買った蜂蜜です。以前雑誌で見かけてからずっと気になっていたもので、店頭で見つけたときは小声を上げて喜びました。中身の見えない容器は多少不便かも知れませんが、パッケージがなんとも素敵で封を切るのが惜しく、食べずに眺める日が続いています。


