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August 30, 2007

歩こう

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CONTAX T/Sonnar38mm2.8

ヘルシンキの夜。とても気持ちのいい夕食を終え、お腹いっぱいでレストランを出ました。
少し歩いたら角を右に、警察署を過ぎたら左へ、石畳の広場を右に折れると緩やかな下り坂。目の前に海が現れます。坂を下りてすぐ左がホテルの建物なのだけど、雨上がりのいい天気で空もまだ明るく青く、部屋に戻る気になどなれずそのまま歩くことに決めました。
海沿いを南へ。道なりにずっと行けば、海を眺めるカフェと公園があるはずです。

海から吹く爽快な風の中をぐんぐん歩き、まずはフェリーターミナルに接近します。夕方まで停泊していたスウェーデン行きの白いフェリーが見えなくて残念。遠くから見てもかなりの大きさだったから、近くで見上げてみたかったのに。
埠頭を過ぎたところで海際に遊歩道を発見。のんびり夕涼みをする人、仲間と集まって話し込む人、何本も釣り竿を並べて魚釣りをする人、その釣りをじっと見ている人などで結構賑わってる。遊歩道に並んでランナーと自転車の専用道(意外にランナー多し)があり、そのとなりには一般道。一般道の向こう側は手の行き届いた緑の芝生が広がって、住み心地良さそうなお屋敷が並んでいます。左に広がるヘルシンキ湾には小さな島と小さな船がたくさん浮かび、そのどれもが控えめな佇まいなのです。

小一時間歩いて、特徴的な白い屋根と広いテラスのカフェ・ウルスラに到着。
映画「かもめ食堂」の中で、サチエさん達4人がお洒落して訪れていた場所です。ここに並んで座っていたのか、ふむふむと覗きみます。ちょうど土曜夜のイベント準備の最中で、中に入ることはできなかったけれど、店の前に伸びる小さな桟橋から海を眺めてひと休み。すると、桟橋におもちゃのような小舟が到着しました。向かいに浮かぶ島との連絡船らしく、桟橋先端にある白い板を揚げると、それを目印にこちら側へやって来るシステムのようです。赤・白・青の小舟が気に入り何度もシャッターを切りました。

さあ、いい夜はまだまだ明るい。帰りはカフェの裏手に広がる公園を歩こう。
  

August 27, 2007

L2+F1

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OLYMPUS E-1/14-54mm2.8-3.5

渓流の鱒釣りにはいくつかの方法があります。
代表的なのは餌を使った方法、他にルアーを使う方法や毛針を使う方法(フライ、テンカラ)など。それぞれ使う道具が違うのはもちろんですが、ポイントの選び方やアプローチ、鱒の生態や川の流れに対する考え方までもが大きく違っていたりして、お互いの心理的な垣根も高く、なかなか面倒なのが実情です。なので、異なる釣り方の者同士が一緒に釣り上がることってほとんどないのだけど、、、

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August 16, 2007

初挑戦

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Helsinki PALACE HOTEL  OLYMPUS E-510/14-54mm2.8-3.5

お盆のある日、ふと思い立ち、朝からうどんを打ちました。初挑戦です。

で、結果を先に書いてしまいますが、団子のようなダメうどんの出来上がり。
なんとも潔くない硬さなのでした。もちもちしてるのと、コシがあるのとは違うんですよね。麺の透明感もないし、のどごしの甘さも全然なくて。ざっくり切った方がつゆの絡みがいいかも?と不揃いに切った麺は、茹で上げるとさらに凸凹が目立つようになって太さもばらばら。そのせいで、茹で時間にもばらつきが出てしまった。ぺろっと完食はしたけれど、反省することばかり、、、

久しぶりに香川の製麺所巡りに行きたくなりました。口直しに。

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August 6, 2007

午後の流し台

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OLYMPUS E-1/11-22mm2.8-3.5

日曜の暑い午後。
コーヒーを飲んだあとでカップを洗っていたら、流れる水の冷たさから離れがたく。
灯りを消した台所、眺める流水がとても涼しげでよいものに思えたので、急ぎカメラを持ち出しました。

ああ、今年も泳ぐことなく夏が終わりそうだなあ、などと考えながらシャッターをカシャカシャ。
  

August 4, 2007

やさしいひとたち

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Garden of Aalto House OLYMPUS E-510/11-22mm2.8-3.5

旅の途中で野菜不足だなあと思い、デパートの地下でパック入りのサラダを買った時のこと。
レジで支払いを済ませて立ち去ろうとしたら、

「ドレッシングがサラダコーナーの横に置いてあるんです。よかったらどうぞ」と笑顔の店員さん。
「あ、ありがとう」と親切に少し驚く私。
「どういたしまして」


カフェで奥さんが注文したのは”オリジナルコーヒー”という名のコーヒー。
”オリジナルコーヒー”とは普通のコーヒーのことだろうと考えていた奥さんは、レジで支払いを済ませた後、まわりのお客さんを真似て、カウンターに置かれたガラスポットのコーヒーをカップに注ぎ、テーブルに着こうとしました。
するとその時、奥にいた店員さんが笑顔で駆け寄ってきて、

「ごめんなさい、そのコーヒーは違うんです。注文のコーヒーは今用意しているところなんです」
「うわ、すみません」と焦る奥さん。
すると、間違って注がれたコーヒーに店員さんの手が伸び、
「いいんです、いいんです、大丈夫。どうか気にしないで」と気持ちよく引き取ってくれて。

オリジナルコーヒーは少しスパイスが効いていて、冬のヘルシンキによく似合いそうな美味しさでした。


ヘルシンキからタンペレ(ムーミン谷博物館がある街)に向かう特急列車にて。
出発前、指定席の場所がよくわからず、車内にいたスタッフに声をかけたところ、

「うん、その番号ならあの席ですね」
「そうですか、どうもありがとう」とお礼を言って席に向かおうとすると、
「あ、もし飲物が欲しくなったら、ここにコーヒーや紅茶、ビスケットもありますからね」

車両内に設けられた無料のサービスコーナーのことを教えてくれました。


どれも何気ないことなのですが、海外では高級なホテルやレストラン以外の場所で、こういう自然な気配りに出会うことってあまりないように思います。
でも、フィンランドは違いました。どちらかと言えば無口な人たちだけど、何か尋ねられたなら、尋ねられたこと以上の言葉を面倒くさがったりしない。ほんとにみんなやさしくて真面目なのです。
派手で目立ったサービスはないけれど、静かな気配りが行き届いている感じ。身にしみます。
相手を気遣ったり、微妙なニュアンスを感じ取ったりするのは日本人も得意ですが、フィンランド人もそのあたり似ているような気がしました。

あと、「アリガトウ」とか「サクランボ」とか片言の日本語で話しかけてくる人もいて、その誰もが日本語を口にした後、とても恥ずかしそうな表情でこちらの反応を待っていたのも印象的。

静かな街のやさしいひとたち。思い出したらまた会いたくなってしまいます。